朝倉1.jpg朝倉景龍氏の展覧会タイトルが送られてきた時はぎょっとして、何かの間違いではないかと何度かメールの文面を見返した。「今回はアイドル達なんです。」と聞いて、合点がいった。鉛筆で丹念に、そしてリアルな存在感を持って作品を描き続けてきた朝倉氏のモチーフは一貫して巨大な女性像である。

朝「二次元にコンプレックスを持っているんです。自らに刷込まれた二次元のエロさの破壊力の凄さと皆が楽しそうに二次元の絵を描いて盛り上 がっているところに入れない寂しさがあって、共有感が得られないんです。だから自分の絵画たちには人気者になってもらいたい。それも仏像的に。」 

 

※仏像ですか?確かに仏像は崇拝される存在ですね。

朝「そうなんです。崇拝される人気者。哲学ではidola(イドラ:ラテン語で偶像の意味)。  絵画アイドル、今回のテーマはそういう事です。描いている間は仏像を彫っているような心持です。あえてモチーフをポージング無しで描く理由もそれによる部分が大きいです。キャッチーでグロテスクなものをあえて纏わせるのは、自分の認めたくないコンプレックスから来る攻撃性を彼女達に注いでしまっている感じです。

 


朝倉2.jpg

今回の展示では戦士の気風さえ漂う巨大女性像がなんと8体展示、一枚一枚の持つキャラクター性もさることながら、圧倒的なグループ感!やっぱり全員揃っての「ウルトラふぁんとムー☆」だよ!とわけも無くペンライトを振り、涙さしぐんでしまいそうになる。(失礼致しました。。)

作品の持つ戦闘力を信じていると語る氏の作品の丹念に塗りこめられたエネルギーを感じて頂きたい。アイドル冬の時代もすっかり雪解けとなり、戦国時代を迎えた今、アートアイドル界も戦う時代・朝倉氏の送り出す絵画アイドル達はその戦いに勝利する力強さと魅力に漲っている。

 

朝倉景龍展「絵画アイドルウルトラふぁんとムー☆」

展示会期は1023()17時まで

この機会をお見逃し無く!



  


Posted: 2010-10-20 08:33:30

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