例によって、変色の参考に150dpi.のカラースキャン分をお見せします。上記2枚は田中嬢らしき写真。58年の発売ですのでかなり変色が来ています。
下は雲井嬢としては新しい分譲で、56年5月と思われるもの。雲井嬢に間違いなければ54年以前に撮影した原板から手札型にプリントし直して分譲されたものと思います。

略号(しん6)は、58年3月号で「新人モデル嬢新作緊縛姿態集」として、愛川悦子、大塚啓子、田中芳代の3モデルで2集ずつ、即ち(しん1)から(しん6)までが発表されました。

発売されたのは大手札4枚組、題名『股間しぱリ』 解説「ここに又、新しいモデル嬢の股間しばりをアルバムにお加え下さい。」と至ってシンプル。
手持ちは3枚のみです。

この写真を99頁にアップして、GT5500様、たおやめ様、随心院様その他の皆様からご意見を戴いたのでした。

58年1月号グラビヤに『ニューガールの緊縛模様』として2頁4葉の写真が掲載されています。その中の1枚がこれです。多分R組の82、『後手高手小手』と思われます。59年10月初出。

58年12月発売の略号(ねや) 大手札5枚組。題名『妖艶閨の縛しめ』 解説「寝床の上にて腰巻もはがれた全裸の姿を皆さまの前に展覧する美しさ。」 に間違いないと思います。
袖珍Y組の10が、『全裸ねやの縛り』で30頁に、R組の72『落花狼藉閨の緊縛』が2頁にありますが、全て同日の撮影と思われます。

2枚目です。


現在見つかっているのはこの4枚です。

最初はこの5枚が(しん5)『セーラー服縛り』だと思ったんです。でもあまりにも印画が古いので、調べ直すと、どうやらCS03組らしい。
雲井嬢は53年9月号の『縛られた女ばかりの座談会』で、縛りのモデルは52年10月からと語ってらっしゃる程昔のモデルさんです。当時はモデル名は公表されていませんでした。
この写真は、ずいぶん後、56年の5月号でリリースされた、CS03、手札型6枚組からの5枚と思われます。手札型といっても、大手札に比較してほんの3ミリほど幅が狭いだけです。

CS03の組名は『セーラー服の見世物』 解説は「変転滑脱、柔軟きわまりない久子嬢の長身を、高手小手に縛りあげて鏡の前でポーズをとらした五つのポーズ、猿ぐつわしたもの三ポーズ、しないものニポーズ、床柱に後手に括ったもの一態、苦痛にゆがむ顔の表情は、演出したものにあらず、たくまずして出てきた嗜虐の表情である。」 と大変に詳しく記述されています。
上の写真は床柱でしょうか? するとこれが猿ぐつわのうちの一つ?
敗戦から10年も経たない時期で、服の生地など何となく貧乏くさいのですが、この数年前に比べると、きちんとした家で、あばらやといった感はありません。美人かどうかはこのポーズでは・・・・。

「鏡の前」は間違いありません。猿ぐつわはみんなしているんじゃないでしょうか? 「苦痛にゆがむ顔の表情」は見えません。

上着を着たまま下半身をむき出しにすると、なかなかエロチックなものですね。

以上5枚が雲井嬢の『セーラー服の見せ物』で見つかっているものです。
ところで、livedoorさん、管理画面を「新管理画面」に全面移行されるそうですが、現行の「旧管理画面」のほうが圧倒的に使いやすいんですが・・・・・。
Posted: 2010-06-20 07:49:53