2009.3.18 Wed. 新宿ロフトプラスワン KT-WORLD Presents『ピンク×緊縛!!』イベントレポート 文:KT-WORLD  写真:川本史織  協力:新宿ロフトプラスワン この田中欣一会員制サイト [...]

2009.3.18 Wed. 新宿ロフトプラスワン

KT-WORLD Presents『ピンク×緊縛!!』イベントレポート

文:KT-WORLD  写真:川本史織  協力:新宿ロフトプラスワン

この田中欣一会員制サイト『KT-WORLD』から飛び出した田中欣一のこれまでの足跡をたどるイベントが、トークショーの殿堂「新宿ロフトプラスワン」で開催された。

3部構成からなるこのイベント、第1部は現場のスチールカメラマンとして800本ものピンク映画を支えてきたキャリアを、映画監督、女優さんらと当時の裏話などを交えながらトーク。第2部ではピンク映画以降、20年以上関わり続けている緊縛グラビア写真の現場を同じく緊縛写真の巨匠である杉浦則夫氏と語るもの。
そして第3部では、縛られた女性を実際に田中欣一が解説しながら撮影していくといういずれも今回のイベントの副題である「エロスの巨匠たちの夕べ」にふさわしい豪華ゲスト陣と、緊縛師・志摩紫光氏が飛び入り参加するというハプニングあり!のこれで前売り2000円、当日でも3000円はかなりハイパフォーマンスなゴージャスイベントとなった。

第1部 「ピンク×田中欣一」

「好色花でんしゃ」、「夜のひとで」、「大久保清・セックス縦断」、「女地獄唄、尺八弁天」、「少女を縛る!」「聖処女縛り」「セーラー服色情飼育」・・・・など数々の名作を生み出し、また東てる美、美保純、可愛かずみらを発掘、育てたピンク映画の巨匠渡辺護監督は、田中欣一と関わることが多く、当人たちも「何本一緒にやったか分からない」というぐらい。

田中欣一は現場写真を撮りながら、女優さんたちを縛ることが多く、元ピンク映画女優である早乙女宏美さん曰く「欣ちゃん縛って、縛って」とリクエストが多かったそう。
渡辺監督の代表作である「聖処女縛り」のハードな縛りのシーンが流れる。
吊るされ、ギリギリと縄に締め付けられ、いたぶられるシーン。これも田中欣一がやったものだが、あらゆる現場での縛りをやっているという。


「結構無茶な注文をいっぱいしたよねぇー。だからこの人はオレのこと恨んでんじゃないかと
今でも思うんだよ。でも欣ちゃんはね、黙ってやってくれてね、要求にこたえてくれるんだよ。」
そんな渡辺監督の横で田中欣一は当時を懐かしむかのようにフフフと笑う。

もちろん、本当に恨んでいるのなら渡辺監督をゲストとして声をかけていない訳だが、それでも田中欣一は唯一不満に思っていることなのか、それはこれまた渡辺監督のヒット作ともなった可愛かずみデビュー作「セーラー服色情飼育」の中のクライマックスシーンでのこと。
「これねぇ、最後に(可愛かずみの)絡みやるでしょ?監督からは2回あるって聞いてたんだよ。
だから絡みのシーン、あんまり写真撮らなかったんだよ。それに次回作もあるって言ってたし。
そうでしたよね?」
そう突っ込まれると困った顔をしながら
「そうじゃないんだよ。これはもともと脱がないって約束でやったものだから、絡みは騙して撮ったんだよ。」

「結局最初で最後になったねぇ」
そして、話を逸らすかのように、
「脱ぐとねぇ、この子はおっぱいが大きかったねぇ。びっくりしたねぇ。」
・・・だんだん渡辺監督のペースもあがり、さすがに一緒に長くやってきただけあって当時の話がポンポン出てくる。

女優さんの話が出てきたところで名女優である早乙女宏美さんは田中欣一に撮られたという当時の貴重なポスターを持って登場。
『逆さ吊し縛り縄』と続編である「地獄のローパー 緊縛・SM・18才」。
特に「地獄のローパー」では地上45mもの高さでクレーン車に吊られた早乙女さんが写っているポスター。
ここで発覚したのはこの45mの高さで吊られるというものは元々早乙女さん自身が持ち込んだ企画だったということ。更にこれだけでは飽き足らずそのままクレーン車を走らせたいというのが要望だったらしいから、いやはや何とも・・・。
これには渡辺監督も驚き、
「すごいねぇ。こういう子たちがいるからピンク映画の今があるんだよね。」
田中欣一も「当時の子たちは谷ナオミもそうだけど、ゆるく縛ってるとかっこ悪いからって、「もっと縛って」と言うんだよ。その状態で待たされたりするし、辛抱強いよね。」と続く。

ここで、現在100作を超えるピンク映画を撮っている池島ゆたか監督も
「渡辺組の話が出てたところで横で聞いてたんだけど、もう突っ込みたくてうずうずしてたんだよ。」と、
ノッケからハイテンションで参加。会場内の温度も一気に上がるのだった。
自身元々俳優として500本ものピンク映画に関わってきたこともあって、もちろん渡辺組はよく知るところ。

渡辺監督の演技のこだわりはハンパではなく、かなり厳しかったらしい。
「護さんは何度もやらせてねぇ。しまいには頭つかまれて。
厳しいから。ベソかいて泣きながらやった思い出があるよ。」


田中欣一も「大杉蓮も、珈琲を飲むシーンで、カップの持ち方が気に喰わないと何度も何度もやり直しさせられて。
しまいには手がガタガタ震えてきちゃって・・・それをみてまた何やってんだとどなられて(笑)。もう渡辺組には参加しない、と嘆いてましたよ。」
渡辺組の厳しい現場の話は、池島監督がそれに輪をかけてまだまだ続く。
「前張りってあるでしょ?男がやるからチン張りか。ある時チン張りやってたら、護さんに大き過ぎるって叱られてねぇ。そしたらそれを見ていた欣ちゃんが作ってくれてね。そればかりか、「こっちに来てごらん。」ってやさしくキレイに張ってくれてねぇ。アナル触られたのはそん時が初めて。(笑)で、絡み終わってからまたやって来て、少しずつ切って剥がしてくれたんだよ・・・」
「欣ちゃんはやさしかったねぇ・・・・。」

「いったい何の話ですか。」と遠くを見つめる池島監督に司会の福光氏から突っ込みが入り、これには会場も大爆笑。
池島監督の甘酸っぱい?!初体験??の話が披露されたのである。

スクリーンには池島監督の101作目でピンク大賞を獲っている「超いんらん やればやるほどいい気持ち」が流され、これまで池島作品に関わっている女優さんたちもステージに上がり、華を添える。
倖田李梨さん、山口真理さん、里見瑶子さんらこちらも豪華顔ぶれ。
最近では前張りをしていないそう。前張りをすることで役者さんたちの心に壁が出来、それが画面にも伝わっていくから池島監督は前張りはいらないと話す。

まだまだ話は尽きないところで、第1部も終わりの時間を迎える。
と、ここでサプライズ。BGMと共にバースデイケーキの登場。
いったい誰の誕生日かと言うと、翌3月19日は78歳となる渡辺護監督。
「ロウソクを消すなんて生まれて初めてだよ。」なんて言いながら1日早いバースデイとなったのである。

第2部 「緊縛写真×田中欣一」へ

会場ではトークショーの他、田中欣一の作品が飾られ、お宝生ポラや写真集などが販売された。


Posted: 2010-04-14 12:06:00

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Author:KT-WORLD