韮沢靖個展行ってきました。 オフィシャルHP用の原稿と写真を作りました。 改訂される前のものをという意味と、今月末まで開催中なので速報という意味で、ここに掲載します。 韮沢靖小個展vol.-1 Body's-身体改造 阿佐ヶ谷ギャラリー「白線」にて11/15-30...

韮沢靖個展行ってきました。
オフィシャルHP用の原稿と写真を作りました。
改訂される前のものをという意味と、今月末まで開催中なので速報という意味で、ここに掲載します。






韮沢靖小個展vol.-1 Body's-身体改造
阿佐ヶ谷ギャラリー「白線」にて11/15-30まで開催。


niradonこと韮沢靖氏の初めての本格的展覧会が阿佐ヶ谷で開催される。「白線」は、今年4月にスタートした裏路地にあるミニギャラリー。中央線沿線らしいファクトリー然とした雰囲気である。書画の作家など、いわゆる規格外のアートを選んできたという経緯もあり、今回の韮沢展に着目したともいえる。韮沢作品の展示は、違うテーマを設定して、今後も定期的に開催されるという。
開催名の「vol.-(マイナス)1 」というナンバリングは、定期開催に先立って韮沢氏の代表的な仕事である
「仮面ライダー剣(ブレイド)」「仮面ライダーカブト」「仮面ライダー電王」で手がけた敵役の怪人たちをデザインした原画や、複製線画に彩色した作品、そして未発表漫画作品「Vanks」の第1話カラー原稿などを展示するという、マニアックなテーマによるものだ。
連日夕刻より、韮沢氏自身によるライブ・ペインティングが行なわれているということで、開催10日目にあたる宵に訪問した。



仮面ライダーシリーズのクリーチャーデザイン画が、3列にも及ぶ数で展示されている壁面、そして未発表のオリジナルキャラクターで飾られた壁面、さらにガラス張りの入り口正面には、巨大なホワイトボードに描かれた、まさに描きかけの怪人画が立てかけてある。
残った一面にはプロジェクターで投影された特撮映像。その一角に据えられたソファに、ご機嫌な韮沢靖がいた。ローテーブルには麦酒や葡萄酒、そしてお気に入りの黒糖焼酎のグラスが。まるでオープニングパーティの様相だが、来場者たちと談笑しつつ呑んでる、これが韮沢スタイルの展覧会なのかもしれない。



作品鑑賞する人、陳列された画集に見入る人などで、盛況の会場内を、どれそろそろやるか、という感じで人をかき分け進み、ボードの前に立った韮沢氏は、数種の黒マーカーを駆使して、ライブペインティングを開始した。
最初は観客と談笑しながら、パーツを黒く塗りつぶしていく韮沢氏。だが興が乗って来ると集中して、身体のパーツに肉付きを与えるように細かなディティールを描き加えていく。
進行中の作品は「粘土マン」。銃弾を打ち込まれ穴だらけになりつつある一瞬のシーンを描いている。
「やられても粘土だからすぐ再生して復活しちゃう。なかなか死ねないんだよ。死ねないという悲しみが表情に出てるでしょ」
歪んだ口元の粘土マン。被弾した苦悶の表情なのかと思いきや、韮沢氏の想い描く、怪人の内面性は深く重い。



固唾を飲むように見守る観客。もう28分経ったとスタッフが声をかける。30分を目途に、ライブは進行するらしい。
それから15分ばかりしてから、よっしゃと呟き仰向けに転がって深く息を吐く韮沢氏。ひとつの区切りがやってきた瞬間だった。



ふたたびグラスを手にしてソファにくつろぐ。今日で10日目。ライブで仕上げてきた作品たちは既に会場の床から壁に立てかけられており、残ったボードが少なくなってきたという。
すごい体力ですね、と訊くと「最初は苦しくなるかなあと思ったんだけど、面白さの方が勝ってきちゃったみたいなんだよね」と笑う。既に描き終えた作品にも、まだ描き加えたいアイデアが浮かんでくるという。

閉廊間近まで、Tシャツやグッズを買い求めるファンにサインを求められ、軽妙なトーク混じりで応じる。世界に誇るクリエイター韮沢靖初の個展に、観客も大満足だったに違いない。次回の正式なシリーズ第一回の開催に期待したい。

「白線」特設サイト
http://suicidecafe.jp/niradon/

韮沢靖公式サイト
http://niraworks.jp/



と、いった感じです。
事前のスケッチはもちろんあるそうだけど、本番では下書き一切ナシのライブ・ペインティングはすごいです。
11/30までなので必見なのでは。
アンデッドの原画も感涙モノですぞ。









Posted: 2009-11-25 16:30:00Author:渡邊安治 yasuji watanabe